これが居酒屋メニュー?草野心平火の車

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先日、このブログに、「草野心平氏流のゴマ油粥(かゆ)」をご紹介しました。

朝は朝がゆが胃腸にやさしくていい。今回も檀流クッキングのバリエーション。変幻自在の朝がゆの基本レシピ。あらかんマリオ流です。

お米とゴマ油を同量という豪快なお粥でした。

あの、カエルの詩で知られる草野心平氏、じつは、実業家ともいえるのです。貸本屋をやったり、居酒屋やバーをやったり。

草野心平さん

出展:http://www.k-shimpei.jp/life.html

じつに、いい顔、ですね。

「火の車」というのが、その心平さんの居酒屋です。ついでにバーの名称が「学校」。これもなんだか、笑っちゃいます。

その居酒屋「火の車」は、東京文京区にあったようです。

まだ、都電が都民の重要なアシだった頃、初音町の停車場で降りて、白山上に向かって右側に数分のところに開店、といいますから、おそらく菊坂下のあたりではないかとにらんでいます。この菊坂のあたりって、いろんな作家にかかわりがあります。樋口一葉が通ったという質屋もありました。質屋さんの倉は、いまもあるのでしょうか。

この写真は、かつての初音町あたり、現在の文京区柳町です。

その居酒屋の板前さんに抜擢されたのが、ほぼ素人の千代吉さんという男。この千代さん、本を出しちゃいました。読むと、面白いネーミングのメニューが満載。

もちろん、文士や出版社社長らの奇行伝説も満載。

心平さんも、序文を寄せて、こんなこと書いています。

私にとってそんな男の書いた本が、近来自分が読んだ本の中で一番面白かったといふことは二重の驚きだった。だブルパンチを喰らった思ひである。

今回は、料理メニューから出発しましょう。

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心平流メニュー

「火の車板前帖」によると、

翌日開店の「火の車」のメニューを、心平さんは、筆と紙を持って考え込み、いちいち自分にいい聞かせるように書き込んでいった。

驚くでしょう。

開店前の日にメニュー書いているんですね。

さあ、それではいくつかご紹介しましょう。そして、できれば簡単なものを再現してみたいと思います。

  • 雑色(ざふしき):お新香
  • 雪由(ゆきよし):干鱈のゴマ油炒め。鱈の字から魚をとり、油からさんずいをとって命名。
  • 参星(みつぼし):牡蠣を焼いたもの、大牡蠣三つの串刺し
  • 北方:にしんの燻製
  • 冬:豚のにこごり
  • 白:冷奴
  • ぴい:ピーナツ
  • どろんこ:かつおの塩辛
  • もも:鶏のお尻の油炒め
  • 美人の胴:板わさ
  • 悪魔のぶつぎり:普通の酢ダコ

いかがですか。

ちょっと、サギまがいなものもありそう。

だって、鶏のお尻だから、いわゆる「ぼんじり」といわれている部分を「もも」なんて命名しちゃっているわけです。

ぼんじり

これ、ももですか?・・・焼くと、まぁ、もも・・・。

ぼんじり焼き

焼くと、鶏のももといえなくもない・・・。

でも。

いいですね。「美人の胴」なんて・・・。

ちょっとカウンター越しに頼むのとき、照れちゃうかもしれません。

美人の胴

美人の胴・・・、なるほど。

さてと、何をつくりましょうか。ご期待ください。

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