女性は聡明なら料理上手になるって!?

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突然ですが、質問です。

料理をしていただいて、それをご馳走になったとき、どうリアクションしますか?

「んんん・・・」

ここで、うっとりと両目を閉じてから、おもむろに、

「なにこれ、・・・おいしいっ♥♡♥」

これで、料理してくださった人は、お喜びになると思いますか?

なんだか、グルメ番組の、リアクションみたいで、すでにシラジラしく感じられませんか? 私マリオは、グルメ番組って結構好きで観ることがありますが、こんなシーンになると、サッと引いてしまう自分を感じてしまいます。

こんなとき、私マリオが、あらかん世代として使う言い回しがあります。

内緒なんです。だって、ブログで公表して、万が一、料理をつくってくださる人が読んでしまったら、もうこの手が使えなくなるからにほかなりません。

嗚呼、公表しちゃいます。

うーん。このアヒージョ、サイコーだね。カキとキノコのコラボ!

やっぱり、あなたは聡明なんだ、昔から言われているけど

「聡明な女は料理がうまい」って本当だったんだね。

じつは、そのまんまのタイトルの本があるのです。ふと気になって、図書館で借りてきました。

聡明な女は料理がうまい

これを読んで聡明な女に

タイトルばかりが気になるような本は、そうそうないのですが、この桐島洋子さんの「聡明な女は料理がうまい」は、中身をまともに読んでもいないのに、頭にこびりついていたのが不思議といえば不思議です。ついでに言えば、お嬢様は桐島かれんさんです。お嬢様のインスタのお写真にリンク。ステキです。

出展:https://www.instagram.com/houseoflotuskaren/?hl=ja

ちなみに、著者の桐島洋子さんのフェイスブックのプロフィール写真です。ステキです。

出展:https://www.facebook.com/yoko.kirishima

さて、本題にもどりましょう。

この本のタイトルなんですが、「聡明な女」と「料理がうまい」がまるで「仮定」と「結論」のように並んでいます。大胆です。そういうことならば、聡明な女なのに、料理がへたくそ、なんてことはあり得ないのでしょうか。いえいえ、聡明じゃない女なのに、料理がうまいことはないのでしょうか。

このあたり、中学校での数学の時間を思い出すといいのですが、「命題」ってのがありました。ここで深入りするつもりはありませんが、女が聡明ならば、料理がうまいということが「真」であるのならば、料理が下手なら、その女は聡明ではないということがいえるのでしょうか。そんな気がしますが、「真」でしょうか「偽」でしょうか。

えーっと。こういうことは、文章よりも図にするとわかりやすいのでちょっとだけ、寄り道させてください。ちょっとだけです、すぐすみます。

ベン図

昔懐かし、ベン図というやつです。便利な図だからベン図というのかどうかは不明です。

赤い円の集団が、「聡明な女」とします。聡明な女はすべて料理がうまいということですから、「料理上手な女」の集団に含まれます。これが黄色の円です。

さて、ここで問題です。

料理上手な女は、すべて聡明といえるでしょうか。ご覧のように、赤い部分から外れている、つまり聡明からはみ出した黄色の部分が、料理上手だけど、聡明じゃない女ということになるわけです。

でもね、いいじゃあありませんか、聡明じゃなくたって料理がうまいわけですから。救いがあります。

問題は、料理上手ではない女です。黄色の円の外側です。つまり白い部分。当然ですが、聡明女軍団の外側にあります。つまり、料理がうまくない女は、聡明であるわけがないということになっちゃうのです。もう、身もフタもありませんね。これが、「命題の対偶」ということにあたるのです。命題が真の場合、その対偶は真といわれています。

いえ、私が言っているんじゃないんです。

つまり、・・・そういうことです。

とにもかくにも、その女性料理人が聡明であるのならば、必ずや、その料理はうまいはずということなのだろうってね。うん。

そのあたり、なんと本書のプロローグにありました。

私はね、すぐれた女は必ずすぐれた料理人であるという断固たる偏見の持ち主なの。それはすなわち、料理のへたな女はダメな女でもあるということよ

わぁ、すごいことをいきなり書いちゃうんですね。

さらに、単なる料理の本ではなく、戦略としての料理本を書くというのです。

男性的な自由な発想で家事を合理的に再編成し、最も快適な秩序を自分のものにして台所を賢く支配していかなければならない。私がいま書きたいと思っているのは、そういう戦略としての料理の本である。

いやぁ、気持ちがいいですね。スカッとします。

私マリオは、料理大好きですが、つねづね「料理で肝要なのは構成力」だと考えてきました。

桐島さん、もっと戦闘的ですね。まさに台所という戦場で闘っています。

もちろん、料理の本ですから、さまざまな料理の手順がわかりやすく書かれています。

ホームパーティでも大人気になりそうなのが、マイホーム・ブイヤベースです。

そこに用意の魚介類を入れて白ぶどう酒をドブリとかけ、だし汁を注ぎ込み、サフランを少々加えて煮立て、塩、こしょうで適当に味をつけ、刻みパセリを振る。赤く熟れたトマトがある季節なら、その薄切りを少し加えてもよい。

いかがでしょう。

『白ぶどう酒をドブリ』

なんてところ、好きだなぁ。

これだったら、気軽に料理する気になりますね。お客さまも呼んじゃいましょう。パーティしましょ!ってね。

さらに、こんな部分があります。

場所は、ボーイフレンドのアパート。男所帯ゆえに冷蔵庫は空っぽ。そんなとき、

ともかくバターがあって、ゴチンゴチンにひからびたフランスパンのかけらがあって、玉ねぎが2個腐りかけている。・・・このすべてを動員してこしらえたオニオングラタンをフウフウむさぼりながら「おいしいなぁ、すごいなぁ、きみは魔法使いみたいだ」と彼に感動されたあの気分のよさは忘れられない。

なんだか、西洋のアパートの一室、ふたりがスープ皿を前にして見つめ合っている姿が目に浮かぶようですね。ね。桐島さんもこう書いています。

こういう味は熱い熱い思い出としていつまでも残る。

熱い熱い思い出は、スープの味だけじゃないだろうということは、想像に難くありません。

冬にもってこいの料理もあります。

この本には、カキを使ったスープが3種類もあります。洋風・中華風・韓国風です。とりあえず、洋風です。

鍋に玉ねぎをバターで炒め、塩水で洗ったかきと牛乳を加えて煮立て、塩とこしょうで味をととのえれば、オイスターシチューができ上がり。

気持ちがいいほどスカッとしたレシピです。

私も熱い熱いカキのスープをつくりたくなります。

私の座右の料理本は、これまで檀一雄の「檀流クッキング」、土井勝「旬の味・料理の心」でしたが、もう一冊、加わりそうです。

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